春日井市の葺き替え工事の現場 セメント瓦から陶器瓦へ変更
2023.02.09
春日井市の葺き替え工事の現場からです。現在廃盤となっているセメント瓦から陶器瓦【今回使用したのが 鶴弥 サンレイ】です。前回屋根瓦の施工途中で終わったのでその続きからとなります。 前回の続きです。瓦の葺き途中となります。瓦桟と取り付けてそこへ瓦を引っ掛けて釘で固定をしていきます。…
春日井市で増築部分の屋根からの雨漏り 屋根の勾配に不適な屋根材
こちらは雨漏りの状態です。
軒天と室内の天井にも雨染みがありました。
雨染みの状態から見ても雨漏りが発生して時間が経過しているのがわかりました。
こちらは増築を行った箇所だそうですが、当時の会社はもう連絡が取れなくなってしまったそうです。
写真を見てもらえればわかると思うのですが
屋根には化粧スレート屋根（カラーベスト）が使われているのですが
こちらの化粧スレート屋根は最低の勾配（屋根の角度）が2.5~3寸です。
しかし実際は0.5寸程のほとんど角度が無い箇所に化粧スレートが使われていました。
なぜ最低の勾配が決められているかというと雨漏りのリスクがあるからです。
勾配が無い（緩勾配）と雨水が流れず、その場に滞留しやすいのです。
そうすると風が吹いた際に屋根材の裏へと雨が回り込みやすく雨漏りのリスクがあがります。
これでは勾配が違う部分に雨が入り込みやすくなります。
最近新築でかなり採用されています。
こちらの立平葺きですと0.5寸から対応可能です。
もちろん雨漏りのリスクや劣化のリスクを考えると勾配はなるべくあった方がいいです。
今回は屋根の勾配に適した屋根材が使われておりませんでしたので雨漏りが発生しました。
お客様にはその旨を正直にお伝えをして葺き替え工事のご提案をさせていただきました。
雨漏りがない場合はカバー工法も可能ですが今回は雨漏りもあり下地の補修が必要なため、葺き替えとなりました。
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